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ケネディクスオフィス投資法人(KDO)、グリーンボンドフレームワークを制定。

2019-01-17 22:26:26

KDOキャプチャ

 

 東京圏中心に中堅オフィスビル主体の投資を手掛ける不動産投資信託(J-REIT)の「ケネディクス・オフィス投資法人(KDO)」は、同社初となるグリーンボンドの発行に向け、「グリーンボンド・フレームワーク」を策定した。

 

 J-REITによるグリーンボンド発行は、昨年、7件と相次いだ。保有不動産の「グリーン性」を競う形となっており、KDOのフレームワーク設定もそうしたグリーン物件をアピールする狙いがあるようだ。

 

 フレームワークは、第三者評価機関のSustainalytics社から市場基準であるグリーンボンド原則(GBP)への適合を認めるセカンドオピニオンを得、日本格付研究所(JCB)からグリーンボンド評価の最上位の予備評価を得ている。ボンドの発行については未定、としている。

 

 同社は延べ床面積が1万3000㎡(東京23区)、2万㎡(23区以外)以下の中規賃貸オフィスビルを中心に投資している。同タイプのビルは、大規模オフィスビルに比べ物件数が非常に多く、売買価格・賃料水準とも手頃な水準で、売買・賃貸どちらの点でも流動性が高いこと、中小規模の法人も含めて非常に厚く幅広いテナント層が対象となる、などの特徴があるという。

 

 同法人が保有する96物件中88物件がこの基準に合致する。投資物件は東京経済圏(東京都、神奈川県、埼玉県及び千葉県の1都3県の主要都市)が中心。物件のうち、6件はCASBEEの不動産認証でA、sクラスを取得、日本政策投資銀行(DBJ)のGreen Building 認証を20件取得するなどしている。

 

 またGRESB(グローバル不動産サステナビリティベンチマーク)の「Green Star」評価を7年連続で取得している。

 

https://www.kdo-reit.com/file/news-67b723476f5c88ec81a1e1c7a1f85a8c05fdf682.pdf