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東証インフラファンド市場、6件目の上場。伊藤忠エネクスの「エネクス・インフラ投資法人」。保有資産は5件の太陽光発電所で評価額134億~188億円(RIEF)

2019-02-18 09:07:53

hokotaキャプチャ

 

 伊藤忠エネクスが、三井住友信託銀行等と昨年夏に設立したインフラファンドの「エネクス・インフラ投資法人」がこのほど、東京証券取引所のインフラファンド市場に上場した。同市場への上場は6件目。上場法人の保有資産は、固定価格買取制度(FIT)の買い取り価格36~40円の太陽光発電所5件。

 

 (写真は、ファンドの保有資産の約6割を占める茨城・鉾田の太陽光発電所)

 

 公募で、1口当たり発行価格9万2000円(発行価額8万820円)で、公募により新投資口を発行。総額79億4800万円を調達した。

 

 同ファンドは伊藤忠エネクス(出資率50.16%)のほか、三井住友信託銀行(22.5%)、マーキュリアインベストメント(同)、シンガポールのマイオーラ・アセットマネジメント(4.9%)が共同出資し、昨年8月に設立された。ファンドの資産運用は「エネクス・アセットマネジメント」が、資産保管は三井住友信託がそれぞれ担当する。http://rief-jp.org/ct1/81602

 

 ファンドの保有資産は鉾田太陽光発電所(茨城・鉾田市:発電出力21.5MW)、高萩太陽光発電所(茨城・日立市:11.5MW)、JEN防府太陽光発電所(山口・防府市:1.9MW)、千代田高原太陽光発電所(広島・山県郡:1.6MW)、JEN玖珠太陽光発電所(大分:1MW)の5件。合計出力は37.6MW。

 

 取得価格は5件全体で174億円、評価額は134億~188億円としている。東証インフラファンド市場には昨年9月末に、東京インフラホールディングス、あいおいニッセイ同和損害保険、NECネッツエスアイの共同出資による東京インフラ・エネルギー投資法人も上場している。エネクス・インフラ投資法人は6件目となる。同市場は2016年に設立され、上場数はまだ少ないが、少しずつ増えてきた。

 

https://ssl4.eir-parts.net/doc/7190/tdnet/1674422/00.pdf

https://enexinfra.com/file/ir_library_latest_financial_statements-67a21bfe813b0ce9f8bc871d348c4b167fa40614.pdf