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コンビニのローソン、アイスコーヒーの容器を紙製に切り替え。夏には全店、26日から都内5店舗で先行実施。セブンイレブンはプラ・ストローから紙製に切り替え。コンビニの脱プラ競争進む(各紙)

2019-02-23 09:40:48

lowsonキャプチャ

 

 各紙の報道によると、コンビニエンスストアのローソンは、アイスコーヒーの容器をこれまでのプラスチック製から紙製に切り替える方針を決め、26日から都内5店舗の「ナチュラルローソン」で先行実施する。夏には、全国の店舗に拡大する予定。新容器のフタはプラスチック製だが、飲み口が付いているため、ストローなしで飲めるという。

 

 日本経済新聞が報じた。アイスコーヒー一杯当たりのプラスチック使用量は約8割減少することになり、夏に全国1万4000店で拡大実施すると、年間540㌧のプラスチック削減につながるとしている。

 

 一方、セブン―イレブン・ジャパンも2月中旬から四国の一部地域でアイスコーヒーに飲み口の付いたフタに切り替える実験を始めた。ストローを求める顧客に対しては、使い捨てのプラスチック製ではなく、紙製を手渡す。またレジ袋についても、2月末までにバイオマス原料を使ってプラスチックの使用量を3割減量したレジ袋を、加盟店の判断で利用できるようにする、としている。

 

 ファミリーマートは2019年度末までにサラダや弁当などのプラスチック容器や包材の種類を4割減らす。ファミリーマートの場合、国内店舗で生じる年約900万㌧のプラスチックごみのうち、約4割はレジ袋やペットボトルなどで占められているという。

 

 環境省は使い捨てプラスチックの排出量を30年までに25%減らす目標を掲げる。ただ、レジ袋は国が有料化を義務付ける方針だが、他の国とは違って使用そのものを制限する法規制は導入せず、企業等の自主性に任せる形だ。有料化による政策効果に疑問の声も上がる中、コンビニ各社の自主的な対応の成果が注目される。

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20190223&ng=DGKKZO41617670S9A220C1TJC000