HOME |欧州議会の環境・経済両委員会、サステナブルファイナンスの「タクソノミー」案を採択。人権などの社会課題や「ブラウン・タクソノミー」は含めず。石炭火力事業の除外は明確化(RIEF) |
EVNIキャプチャ

 

  欧州議会の環境委員会(ENVI)と経済委員会(ECON)はこのほど、サステナブルファイナンス行動計画の対象事業を定める「タクソノミー」(事業分類)案を共同で採択した。ただ、金融界や産業界のロビー活動の影響を受け、当初想定していたグリーン事業のほか、人権などの社会的評価や、石炭等の「ブラウン事業」の転換を進める「ブラウン・タクソノミー」等を盛り込む修正案は見送られた。

 

 タクソノミー案は、欧州委員会の技術専門家グループ(TEG)が昨年12月に第一次案を公表、現在、分野を拡大した第二次案の作業が続いている。TEGが第一次案で示した事業範囲は、グリーンプロジェクトが中心。欧州議会と欧州委員会は、議会修正の形で、事業範囲をグリーンだけでなく、ソーシャルやガバナンス分野、さらには、化石燃料……

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