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明電舎、電気自動車(EV)用モータ・インバータ量産設備増強のため、グリーンボンド発行へ。70億円。時期未定。国内企業初のCBI認証も取得(RIEF)

2019-04-09 17:52:56

meiden1キャプチャ

 

 電気機器メーカーの明電舎(東京)は、電気自動車(EV)用モータ・インバータの量産設備資金70億円をグリーンボンド発行で調達すると発表した。同社がグリーンボンドを発行するのは初めて。また、発行に際して、英Climate Bonds Initiative (CBI)の基準適合の認証を国内企業として初めて取得した。CBI認証は市場基準とされるグリーンボンド原則(GBP)より厳格とされる。発行時期は未定。

 

 明電舎は、2018年6月に「第一次明電環境ビジョン」として、2030年度までに事業活動に伴う温室効果ガス排出量の30%削減(2017年度比)を目指す宣言を打ち出し、環境負荷の低減を推進を目指している。また、SDGs(持続可能な開発目標)の達成への貢献もうたっている。

 

 これらの経営方針を事業化する対象として、EV用モータ・インバータなどの、環境配慮型製品の量産化体制を整備する。具体的には、名古屋事業所、甲府明電舎、沼津事業所のそれぞれで、EV用のモータやインバータ等を増産するための設備を増強し、今回のグリーンボンド発行でその資金を調達する。

 

 発行するグリーンボンドの適格性についての外部評価では、CBIのCBS2.1版への準拠とともに、GBPにも準拠し、独第三者評価機関であるDNV GL ビジネス・アシュアランス・ジャパンの検証を得た。また、日本格付研究所の「グリーンボンド評価」で最上位評価の「Green1」も取得した。

 

https://www.meidensha.co.jp/news/news_03/news_03_01/1230655_2469.html