米ニューヨーク市が、エンパイアステートビルなどの既存のビルを含む市内の大規模ビル全体に、CO2排出量の上限を設ける新規制を導入することが確実になった。市議会で新規制法が成立、ビル・デラシオ市長も署名を支持している。ニューヨークのビルCO2規制強化策の導入で、他の都市でも「ビルのグリーン化」対策の広がりが期待される。
市議会で成立した 「Climate Mobilization Act」によると、大規模ビルからのCO2排出量を全体で、2030年までに基準年(2005年)より40%削減、2050年に80%削減とする目標を立て、各ビルに排出上限を定めるキャップを課す。40%削減は現状比26%の削減となる。
同市のCO2排出量の3分の2は建物か……
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