HOME10.電力・エネルギー |ゴールデンウィーク期間中に、四国電力管内での電力需要に占める太陽光発電比率が88%まで上昇。出力制御には至らず(RIEF) |

ゴールデンウィーク期間中に、四国電力管内での電力需要に占める太陽光発電比率が88%まで上昇。出力制御には至らず(RIEF)

2019-05-09 10:21:28

5月5日の四国電力の太陽光発電割合

 四国電力は8日、今年のゴールデンウイーク(GW)期間中の5日に、太陽光発電による供給力が一時的に四国全体の電力需要全体の88%を占めた、と発表した。

 (上図は、5月5日の四国管内での太陽光発電比率の推移)

 今年GWは大型連休となり、前半は前線や低気圧の影響で曇りや雨となる日があったが、 後半は概ね晴れが続いた。太陽光発電の比率が過去最大となったのは、5月5日12時~13時の間の1時間。管内の太陽光発電の最大出力は187万kWを記録、当該時間帯の電力需要に占める割合が88%まで上がった。

shikoku2キャプチャ

 例年、GWの時期は太陽光発電比率が上昇するが、今年は前年に比べても8㌽の上昇になった。四国管内で電力系統に接続される太陽光発電は、月間2万kWペースで増加している。またGW中は管内の工場等が操業を長期停止したため、電力需要が低下した影響もあった。

 今回、1時間という短期間での集中になったが、同電力は、管内の火力発電所や揚水発電所等の発電を抑制したり、連系線の活用で域外の他電力に余剰電力を送るなどの対策をとったため、太陽光発電事業者の送電を停止する出力制御の措置はとらなかった。

https://www.yonden.co.jp/press/2019/__icsFiles/afieldfile/2019/05/08/pr001.pdf