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セブン&アイ・ホールディングス、廃プラスチック対応などで「環境宣言」。2030年めどにレジ袋使用ゼロ。プライベートブランドのプラ容器、2050年までに100%環境配慮素材に転換等(RIEF)

2019-05-09 14:21:22

7&112キャプチャ

 

   セブン&アイ・ホールディングスは8日、グループの環境宣言「GREEN CHALLENGE 2050」をまとめた。その中で、2030年をめどに、グループでのプラスチック製レジ袋の使用量ゼロを目指すことを宣言した。プライベートブランド製品のプラ容器も、生分解性などの環境配慮型素材を50%にまで高め、2050年には100%化するとしている。さらに重点4分野での取り組み強化のイノベーションチームを立ち上げた。

 

 セブン&アイの環境宣言は、CO2排出量削減、プラスチック対策、食品ロス・食品リサイクル対策、持続可能な調達の4分野を中心としている。脱炭素社会を目指すための「CO2排出量削減」への取り組みでは、2050年にグループの店舗運営に伴う排出量を80%削減(2013年度比)する目標を掲げ、中間目標として2030年度には30%達成とする。

 

 プラスチック対策は、循環経済社会を目指すもので、プラスチック製のレジ袋を2030年度までにゼロとし、紙などの天然素材に置き換える。またセブンプレミアム製品を含むプライベートブランド商品に使うプラ容器を、2050年度には100%生分解性やバイオマス、リサイクル素材・紙などの環境配慮型素材に切り替える。2030年度は50%の達成を目指す。

 

(目標は随時見直す、としている)
(目標は随時見直す、としている)

 

 食品ロス・リサイクル対策としては、2050年度に食品廃棄物の発生量を、発生源単位(売り上げ100万円当たりの発生量)で75%削減(2013年度比)する目標とし、2030年度は中間的に50%削減を目指す。また食品廃棄物のリサイクル率は2050年度の100%達成のために、30年度は70%とする。

 

 持続可能な調達は、自然共生社会を目指すもので、プライベートブランド商品について、使用する食品原材料を持続可能性が担保された材料100%の使用とする。30年度は同50%を目標とする。

 

 傘下のセブンイレブン店舗では、横浜市内の店舗で4月末から紙製のレジ袋を試験導入している。また、「イトーヨーカドー」や食品スーパー「ヨークベニマル」の店舗では12年からレジ袋の有料化を実施している。イトーヨーカドーの食品売り場で、レジ袋を辞退する利用客の割合は18年度で72.7%に達している。

 

  ペットボトル回収機によるリサイクル対策では、グループ全体で759台の回収機をすでに設置済みで、年間約3億本(8900㌧)のペットボトルを回収している。これら店頭で回収したペットボトルをリサイクルし、グループのプライベートブランド商品として「ボトルtoボトル」を販売する予定という。

https://www.7andi.com/company/news/release/20190508.html