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首都圏の生協連合「パルシステム生協連合会」、プラスチック削減のため、メーカー、流通、生協をつなぐ「プラ削減プロジェクト」立ち上げ。代替資材等の共同購入等を推進する(RIEF)

2019-05-24 11:10:18

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  首都圏を中心に、13の地域生協が加盟する「パルシステム生活協同組合連合会」(東京)は、廃プラスチック問題に対応するため、商品の調達先であるメーカーや、流通を担う商社等と「プラスチック削減プロジェクト」を設立した。容器包装材メーカーも含め81社・団体が参加、容器などの使い捨てプラスチック削減に取り組む。

 

 パルシステム連合会はこのほど、取引先企業等と共同で「プラスチック削減プロジェクト設立会議」を開催した。会議には81社から150人が参加、「プラスチック削減プロジェクト」の立ち上げで合意した。

 

 同システムはこれまでも、2017年度から2019年度までの3カ年で、商品の包装や容器等に使うプラスチックの使用量を2016年度実績と同等まで抑制する目標を掲げている。今回のプロジェクトはこうしたこれまでの対応をさらに強化することを目指す。

 

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 新たに取り組みは、プラ容器・包装材削減、再生プラ・紙素材への代替化の促進のほか、商品提供企業同士での資材のプラ代替製品の共同購入等も進める。プラ削減を担保するため、同プロジェクトへの参加企業はパルシステムに対して、各社のプラ削減計画を提出する。

 

 また、参加企業が協力して、環境キャンペーンなどを実施し、消費者に対してもプラスチック削減につながる商品の利用を呼びかける。プラ代替製品の利用を拡大するともに、代替製品のコスト削減を進めることで、事業と環境保全の両立を目指す、としている。

 

 パルシステム連合会商品開発本部の西田隆副本部長は「プラスチック削減は、われわれの長期的、戦略的な取り組みと位置づけている。プロジェクトを実践の場として活用し、活発な情報交換を通じて具体化への道筋をつけていきたい」と述べている。

 

https://information.pal-system.co.jp/environment/190520-plastic/