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太陽光パネルの国内総出荷量、4年ぶりに増加に転じる。前年同期比5%増。工場等の屋根を利用した企業の自家発電等の中小規模発電利用が伸びる(RIEF)

2019-05-28 17:38:36

solarjapan2018キャプチャ

 

 太陽光発電協会のまとめによると、2018年度の太陽光発電パネルの国内総出荷量は前年度比5%増の5507MWとなった。2014年度以降、減少傾向が続いていたが、4年ぶりに、国内出荷量、輸出も含めた総出荷量とも、上昇に転じた。パネルの価格下落により、工場やオフィスの屋根等に設置し、自家消費する中小規模の発電施設向けが増えたという。

 

 国内外の総出荷量は5914MWで前年同期比7%増。いずれも4年ぶりの増加となったが、ピークだった2014年に比べると、国内総出荷量は6割の水準となっている。

 

 2018年度の用途別の国内出荷量をみると、住宅向けは前年同期比1%増とほぼ横ばいだったが、オフィスや工場、学校、病院、役所等の「非住宅一般事業」向けは、45%増と急増した。、売電を目的とした500kW以上の出力の売電を目的とした「非住宅発電事業」を、出力合計でも上回った。同発電事業の前年同期比伸び率は18%減と低迷した。四半期ベースでみても、国内出荷量は毎期、増えている。

 

 ただ、2018年度第4四半期のデータで、日本企業と外国企業の比率をみると、53:47で日本企業製が過半を占めているが、生産状況をみると、国内生産と海外生産の比率は16:84となっている。日本企業が海外で生産した太陽光パネルを輸入して設置するパターンが定着していることを示す。

http://www.jpea.gr.jp/document/figure/index.html