一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF

　温暖化対策を求める登校拒否（School Strike）でグローバルな運動を引き起こしているスウェーデンのグレタ・ツゥーンベリさんは28日、オーストリアのウィーンで開いた国際セミナーに出席、迅速な温暖化対策の実施を求めた。これに対して、同セミナーにゲストとして出席した米俳優のアーノルド・シュワルツネッカーさんが「Yes, We can!」と同調、二人は意気投合した。

　セミナーは、ウィーン市内の公園、ヘルデンプラッツで開かれた「オーストリア・ワールド・サミット」。国連事務総長のアントニオ・グテレス氏、オーストリア大統領のアレクサンダー・ファン・デア・ベレンン氏らも参加した。グレタさんは、いつものように、スウェーデンから陸路、電車を乗り継いで、ウィーン入りした。

　グレタさんは、ハリウッド映画のスーパースターと直接意見を交換、「シュワルツネッカーさんに会えて、大変、うれしかった」と、16歳の少女らしい興奮をツィッターで語った。二人はツーショットの記念写真に収まった。グレタさんは、再開を約束して、「We’ll be back」と書き込んだ。

　不屈の“ターミネーター”と、16歳の“温暖化闘士”グレタさんのタッグは、グローバルな温暖化対策促進で、威力を発揮するに違いない。