HOME10.電力・エネルギー |日産自動車とカナディアン・ソーラー・ジャパン、電気自動車と太陽光発電の新たな「ソリューション協業」で合意。太陽光電力の安定利用と、EVのゼロエミッション化を促進(RIEF) |

日産自動車とカナディアン・ソーラー・ジャパン、電気自動車と太陽光発電の新たな「ソリューション協業」で合意。太陽光電力の安定利用と、EVのゼロエミッション化を促進(RIEF)

2019-05-31 17:32:55

LEAF1キャプチャ

 

  日産自動車は、太陽光発電メーカー大手のカナディアン・ソーラー・ジャパンと連携し、電気自動車「日産リーフ」と太陽光発電商品を、日産の販売店でセット販売することで合意した。リーフを太陽光発電の蓄電設備として活用することで、CO2フリーのEVを実現するとともに、太陽光発電の効率的利用を高める。

 

  両社の連携は、日産のリーフと、カナディアンの次世代エネルギー蓄電パッケージの「SOLIEV(ソリーヴ)」を組み合わせた新しいソリューション「SOLIEV RIDE(ソリーヴ ライド)」を、両社で協力して販売していくという試みだ。

 

 日産は、同社の販売店で、顧客に対して、太陽光発電設備の購入の希望も確認し、カナディアン・ソーラーの販売店を紹介する。同様に、カナディアンの顧客もリーフの購入希望者を日産の販売店に紹介する。両社の顧客は、今回のソリューションによる商品を購入した場合、一定のキャッシュバックを受ける。価格はリーフと標準的な太陽光発電設備・蓄電池をセットで約400万円弱という。7月から実施する。

 

リーフの蓄電機能を活用する
リーフの蓄電機能を活用する

 

 同ソリューションを活用することで、顧客は、太陽光発電の電力を専用の蓄電池「SOLIEV」への蓄電に加えて、容量の大きいリーフのバッテリーにも充電できることになる。その結果、CO2排出ゼロ、エネルギーの自給自足を目指すことが可能になるという。災害等による停電時でも、太陽光の発電と、両蓄電機能の活用で対応できるほか、電気代節約にも貢献する。

 

 「SOLIEV RIDEはカナディアン・ソーラーが2018年7月に発売した発電・蓄電、EVの3種類のエネルギーを組み合わせたパッケージ。今回、日産との提携で、EVの部分を「日産リーフ」を専用的に組み込んだシステムとした。

 

 EVはゼロエミッション自動車として脚光を浴びているが、使用する電力を通常の電力網から取り入れると、そうした電力には、化石燃料電力も混じっているので、ゼロエミッションではない、との指摘がある。太陽光との再エネ発電と連携することで、純粋なゼロエミッションに近づくことになる。http://rief-jp.org/ct4/89605

https://newsroom.nissan-global.com/releases/release-38d144e67f3bedef1b961fff83159099-190531-02-j?lang=ja-JP