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フェースブック、テキサス州の大規模太陽光発電事業に投資。2020年末の再エネ100%達成にメド。アップル、グーグルに次ぐ「RE100」企業へ(RIEF)

2019-06-01 22:36:43

Facebook1キャプチャ

 

 フェースブック(Facebook)は米テキサス州で発電容量379MWの太陽光発電事業へ投資したと公表した。同社は事業で使う電力を2020年までに再生可能エネルギー電力100%に切り替えることを宣言しており、その実現の第一弾となる。

 

 フェースブックが投資したのは、Longroad Energy Partnerが 西テキサスのアンドリュー・カウンティで開発した「Prospero Solar project」。4600エーカーの土地を開発、30万世帯に電力を供給する大規模計画。総額4億1600万㌦で、同事業にはShell Energy North Americaも投資する。両社の投資比率は公表されていない。

 

 フェースブックは同投資物件のTax equity全体に投資し、Shellは同事業からの発電電力を購入し、自ら再販売する。両社はともに再エネTax creditsも保有することになるという。

 

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 フェースブックはすでに昨年時点で、使用エネルギーの75%を再エネ電力でまかなっている。今回の投資に続いて再エネ投資を続ける予定で、来年末には100%目標を達成できる見通しという。

 

 同社のエネルギー戦略マネジャーのPeter Freed氏は「われわれの再エネ目標に合致する直接投資に踏み切れたことに興奮している。今回の投資は単に再エネ電力を事業者から購入するより、自ら発電にコミットするほうが、われわれにとって望ましいとの判断から決めた」と説明している。

 

 世界のプラットフォーム企業「GAFA」はCO2削減に力をいれ、Googleは2017年に、Appleは2018年にそれぞれ自社で使用する電力をすべて再エネ100%に切り替えている。フェースブックもようやく両社にキャッチアップすることになる。Appleは同社に部品等を供給するサプライヤーにも再エネ100%を求めている。https://rief-jp.org/ct4/66230

http://rief-jp.org/ct4/63550

 

 また米国の太陽光発電大手のFirst Solarは、現在ユタ州で建設中の「Cove Mountain 2 project」での発電電力を、同州に設立するフェースブックのデータセンターに供給するほか、新たな再エネ電力を同社に供給すると公表した。同発電所は2020年に完成する予定。

http://ieefa.org/facebook-makes-first-direct-investment-in-renewable-energy-project/