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ファーストリテイリング、「ユニクロ」等のプラスチック製ショッピングバッグを認証付き紙製バッグに切り替え、9月から。来年に有料化。商品パッケージのプラ包装も切り替え検討へ(RIEF)

2019-07-04 11:16:58

unicloキャプチャ

 

 ファーストリテイリングは使い捨てプラスチック問題に対応するため、「ユニクロ」や「ジーユー」の店頭で顧客に手渡すプラスチック製ショッピングバッグを、9月からFSC認証(森林認証)付きの紙または再生紙の紙製に順次切り替えると発表した。対象は日本を含む世界12カ国。オリジナルのエコバッグも販売、エコバック普及のため、紙袋も2020年1月から一枚10円と有料化する。

 

 ファーストリテイリングは、今回、使い捨てプラスチックの使用削減に関するグループ方針を定めた。2020年中を目処に全世界のファーストリテイリンググループ全体で、店頭で顧客に渡す使い捨てプラスチックのうち、ショッピングバッグと商品パッケージの85%に相当する約7800㌧の削減を目指す。

 

 ショッピングバックの紙製への切り替えはその対策の柱となる。すでに欧州のユニクロや、セオリー、コントワー・デ・コトニエ、プリンセス タム・タム、プラステの各ブランドなどでは、紙製ショッピングバッグを提供しているが、これらについても2019年9月以降順次、環境配慮型の紙製ショッピングバッグに切り替える。

 

 オリジナルのエコバッグの販売は、紙を含めた資源の有効活用に向け、ショッピングバッグ全体の使用量を減らすのが目的。2019年9月以降順次、国内外のユニクロ、ジーユーの全店舗、全世界のコントワー・デ・コトニエ、プリンセス タム・タム店舗で販売する。

 

 紙製ショッピングバッグの有料化は、エコバッグの利用を促すのが目的。2020年1月14日から、日本国内のユニクロとジーユーで実施する。欧州、北米、韓国など海外16カ国・地域のユニクロとジーユーでは先行する形で、今年9月以降に有料化に切り替える。

 

 また商品パッケージについても、プラスチック撤廃・代替素材への切り替えを進める。2019年秋冬シーズンからユニクロのルームシューズなど一部商品でプラスチック製パッケージを廃止する。ヒートテックやエアリズム、インナー類などの商品パッケージ用のプラスチックも紙など代替素材への切り替えの検証作業を、2019年夏から実施するという。

 

 同社では、「『環境への配慮』をサステナビリティ活動での重点領域の一つに掲げ、あらゆる無駄をなくし、地球環境への影響を最小限にする事業の構築を推進していく」と説明している。

 

https://www.fastretailing.com/jp/sustainability/news/1907031100.html