プラスチックストローの代替製品、タリーズコーヒーは、バイオプラスチック。長さも短くし、プラスチック30%削減。10月には全店舗で使用(RIEF)
2019-07-13 09:32:33
タリーズコーヒージャパン(東京)は、廃プラスチックとCO2の削減への対策として、店舗で顧客に提供するストローを、現行のプラスチック製から、サトウキビなどを原料としたバイオプラスチック25%配合のストローに切り替える。7月に関東の一部店舗で試験導入し、10月に全店導入の予定。
同じコーヒーチェーンのスターバックスは、プラスチックストローの代わりに、紙製ストローや、飲み口の付いたプラスチックのふたの開発を発表している。
タリーズが導入するバイオプラスチックストローは、長さを現行のストロー(21cm)より3cm短くする。この結果、バイオ化することでの25%削減に加えて、全体で約30%のプラ使用量の削減が可能になるという。
また、コーヒー豆の皮「シルバースキン」を配合した環境にやさしい紙ナプキンの導入や店舗で発生した焼却予定のコーヒー豆かすの一部を再利用し、紙製品として名刺や封筒に使用する取り組みも実施。タンブラーやマグカップを持参した人には、すべてのドリンクを割引くサービスも提供している。
コーヒーチェーンのほか、外食産業やホテル使い捨てプラスチックストロー対策に取り組んでおり、主な代替素材としては、非分解性バイオプラスチックストローのほか、微生物の働きで自然分解される生分解性プラスチックストロー、竹繊維ストロー、木材ストロー、紙製ストロー、金属ストローなどが登場している。
https://www.tullys.co.jp/company/pressrelease/2019/07/biomassplastic.html