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日本コカ・コーラ、ペットボトルの回収再生利用を促進する「ボトルtoボトル」比率を2022年までに50%、30年には90%に引き上げなど、新たな環境目標を改定(RIEF)

2019-07-13 14:52:29

Cocacola4キャプチャ

 

 日本コカ・コーラは、全国5社のボトリング会社とともに、日本国内でのペットボトルなどプラスチック廃棄物を削減する新たな環境目標を設定した。2022年までにペットボトルのリサイクル樹脂使用比率を50%に、30年に90%に引き上げるほか、30年までに国内で販売した同社製品と同量のペットボトルを回収し、「ネットゼロ」達成を目指す。

 

 コカ・コーラでは、2018年1月19日に米国のザ コカ・コーラ カンパニーが「World Without Waste(廃棄物ゼロ社会)」の実現を目指すグローバルプランを発表している。各国の子会社は、同プランに沿って、飲料水等のプラスチック容器廃棄物削減のため、「設計」「回収」「パートナー」を3本柱とした活動に取り組んでいる。

 

Cocacola2キャプチャ

 

 日本コカ・コーラではまず、「設計」で、使用済ペットボトルを回収・再生・使用する「ボトルtoボトル」の推進を打ち出した。2022年までにリサイクルPET樹脂の使用率50%以上を達成目標とする。2018年実績は約17%。30年にはさらに90%にまで高める。

 

 また2025年までに、日本国内で販売するすべての同社製品に、リサイクル可能な容器を採用するほか、すべての製品のペットボトルにサスティナブル素材(リサイクルPET樹脂または植物由来PET樹脂)を使用する。同素材の割合は30年までに100%とする。さらに30年までに、製品1本当たりのPET樹脂の使用量を2004年比で35%削減する。

 

 「回収」では、30年までに、日本国内で販売した自社製品と同等量のペットボトルを回収し、ペットボトル・ネットゼロを実現する。

 

「環境に優しいコーク」をアピールするガドジュニク社長
「環境に優しいコーク」をアピールするガルドュニョ社長

 

「パートナー」では、政府や自治体、飲料業界、地域社会と協働し、国内のペットボトルと缶の回収・リサイクル率をさらに高めるため、より着実な容器回収・リサイクルスキームの構築とその維持に取り組む、としている。

 

 日本コカ・コーラ代表取締役社長のホルヘ・ガルドゥニョ氏は「今回の新たな環境目標の設定は、日本のコカ・コーラシステムの『廃棄物ゼロ社会』への決意を改めて示すとともに、その実現に向けた取り組みを、よりいっそう加速させる」と語っている。

 

https://www.cocacola.co.jp/press-center/press-release/2019/news-20190712-15