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再エネ専業のリニューアブル・ジャパン(RJ)、今年3回目のグリーンボンド発行へ。10月に69億円強。年間総発行額215億円に(RIEF)

2019-08-16 00:36:23

営農型ソーラーシェアリングにも取り組む

 

 独立系の再生可能エネルギー専業事業のリニューアブル・ジャパン(RJ)は、自ら保有する太陽光発電事業のリファイナンスと新規ファイナンスのために、新たに69億4000万円のグリーンボンドを発行する。同社は今年に入ってすでに2回、再エネプロジェクトボンドを発行しており、今回の発行分も含めた総額は215億円に達する。

 

 (写真は、RJが岩手県で展開するソーラーシェアリング事業)

 

 RJは現在、国内に62カ所の稼働済み太陽光発電所事業(今年4月末時点)を保有する。一部の開発案 件では自ら EPC 業務を担うほか、太陽光発電と小麦・大麦の栽培を両立する営農型発電(ソーラーシェアリング)なども手掛けている。

 

 昨年、グリーンボンドフレームワークを設立し、それに基づいて、今年2月(89億円)、6月(57億1000万円)の再エネプロジェクトボンド(グリーンボンド)を発行した。今回は、フレームワークに基づく3回目の発行で、10月を予定している。プロジェクトボンドの発行としては、先行する形で、2017年8月、2018年4月にも発行しており、今回は5件目となる。

 

 過去二回の発行分については、格付投資情報センター(R&I)から信用格付(BBB)、グリーンボンド格付は最上位のGB1をそれぞれ付与された。今回も、同様にBBBとGB1の予備格付を取得した。

 

 2月のグリーンボンドの資金使途は北海道登別での発電量22MWの太陽光発電事業、6月分は青森八戸市是川太陽光発電所が対象。ともにバークレイズ証券が組成した再エネプロジェクトボンドスキームに基づいて発行した。受託機関は日立キャピタル信託。

 

 3回目のボンドの資金使途先は、青森、岩手、福井、茨城、三 重の10カ所での太陽光発電事業で、このうち9カ所はリファイナンス、開発中の1カ所分については、完工後に充当される予定。

 

 RJ は、再生可能エネルギー発電施設を重点投資対象とする上場インフラファンドの日本再生可能エネルギーインフラファンド投資法人のスポンサーでもある。2019年8月1日時点のファンドのポートフォリオは全46件の太陽光発電所(パネル出力約 88.7MW)で構成されている。

 

https://www.r-i.co.jp/news_release_gba/2019/08/news_release_gba_20190809_jpn.pdf

http://www.rn-j.com/wp/wp-content/uploads/2019/05/20190531.pdf

http://www.rn-j.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/20190222_02.pdf