HOME |年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の投資ポートフォリオ。シナリオ分析では、パリ協定の2℃目標を大きく上回る3℃超に。国内債券以外は気候リスク大きく(RIEF) |
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 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、総額159兆円の保有ポートフォリオ資産が、パリ協定が定めた「2℃目標」と整合的かどうかを、シナリオ分析した結果を公表した。それによると、2℃どころか、3℃も上回ることがわかった。外国株、同債券、国内株の保有分はいずれも3℃を上回り、国内債券だけが2℃目標と整合する状況という。

 

 GPIFの投資ポートフォリオのシナリオ分析は英ESG分析機関のTrucostが実施した。Trucostは、金融安定理事会(FSB)の気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)が提唱するシナリオ分析のツールとして、自らが開発した「Transition Pathway Assessment(温室効果ガス移行経路評価)を使い、GPIFのポートフォリオの気候変動リスクを……

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