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東電株、投機対象の一歩手前まで格下げ(ムーディーズ) 

2011-04-01 23:11:21

格付け会社のムーディーズ・ジャパンは、東京電力の長期格付けを、A1からBaa1に3段階格下げした。Baa は「信用リスクが中程度と判断される債務に対する格付。中位にあり、一定の投機的な要素を含む」と定められている。

ムーディーズは地震後一週間目にも、東電株を2段階格下げしており、合わせると同株は地震前に比べて、5段階の格下げとなる。さらに「長期間にわたり高い借入金依存度と低収益を余儀なくされる可能性がある」として、引き続き格下げの方向をとっている。Baa1はBaaの中では上位にあるが、その下のランクのBaは「投機的要素をもち、相当の信用リスクがあると判断される債務に対する格付」とされており、投機対象株の一歩手前に置かれていることになる。