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パナソニック、2050年までに再エネ100%を宣言。「RE100」にも参加。「CO2ゼロの工場づくり」をグローバルに展開(RIEF)

2019-08-31 01:37:15

Pana4キャプチャ

 

 パナソニックは30日、事業活動で使用する電力を2050年までに100%再生可能エネルギーに切り替えることを宣言、国際的なイニシアチブ「RE100」に加盟した。同社の工場を省エネ、再エネ両面で強化し、「CO2ゼロの工場づくり」をグローバルに展開する、としている。

 

 

 

 同社は2017年6月に環境経営における長期ビジョン「パナソニック環境ビジョン2050」を制定、2050年に向けた環境経営の目指す方向を定めた活動を推進している。その活動の一つとして、持続可能な社会を目指した事業推進として、工場の操業でCO2を排出しない「CO2ゼロの工場づくり」を打ち出している。

 

 これを受け、今回、2021年に向けた環境行動計画「グリーンプラン2021」の目標の一つに「再エネ利用拡大」を掲げた。その中で、自社の拠点工場への再エネ発電設備の設置による自ら再エネ電力を確保するほか、再エネ電力の外部調達も強化するとしている。

 

CO2ゼロの工場を世界に展開
CO2ゼロの工場を世界に展開

 

 自前の再エネ電源の確保では、日本、欧州、米州の各拠点で、「CO2ゼロモデル工場」を展開、各地の地域特性に応じた自前の100%再エネ由来電力調達を推進する。「RE100」への加入は、こうした再エネ活用を内外に示すためと位置付けている。

 

 同社は、今回の再エネ100%目標を「環境ビジョン2050」の一環と位置付け、引き続き、持続可能な社会を目指したCO2を排出しないモノづくりを着実に推進していく、としている。

 

 RE100を推進する「The Climate Group」代表のSam Kimmins氏は、 「パナソニックの(これまでの)成功は、私たちの未来を決定づける様々なテクノロジーを発展させてきたことによる。RE100に加盟し、2050年までに100%再エネを活用することを公約することで、パナソニックはエネルギー情勢が進化しているという力強いメッセージを発信している」と評価している。

 

 RE100には8月現在、グローバルに193社が加盟、うち日本企業はパナソニックが21社目となる。

 

https://news.panasonic.com/jp/press/data/2019/08/jn190830-1/jn190830-1.html