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東急不動産キャピタル・マネジメント(TLCM)、福岡・直方市での太陽光発電事業でグリーンボンドとグリーンローンの資金調達を主導。総額72億8000万円(RIEF)

2019-09-13 12:30:12

TTMキャプチャ

 

 東急不動産グループは、地元の発電事業者と福岡県直方市で開発する太陽光発電事業の資金調達のために、今月末をメドにグリーンボンドの発行とABL方式でのグリーンローンで72億8000万円の資金調達を実施する。同グループの東急不動産キャピタル・マネジメント(TLCM)がスキーム全体を担当する。

 

 資金使途の対象となるのは、再生可能エネルギー開発や不動産事業を展開するティーティーエス企画(福岡・飯塚市)が直方市で開発する太陽光発電事業。同事業の資金調達のために設置した特別目的会社(SPC)が信託受益権(グリーンボンド)と、太陽光発電資産を担保とした資産担保融資(ABL:グリーンローン)で必要資金を調達する仕組みだ。

 

 グリーンボンド、ABLとも日立キャピタル信託が受託者となる。ABLの委託者はバークレイズ証券。またTLCMが両方の資産運用業務を担当する。発行日は今月27日の予定。

 

 格付投資情報センター(R&I)が、ボンドについては、市場基準であるグリーンボンド原則(GBP)との適合を評価し、同社のグリーンボンド格付けで最上位のGA1の予備格付けを付与、またセカンド・オピニオンも提供した。またABLについてはBBBの予備格付けを付与した。

 

 TLCMは東急不動産の100%子会社。不動産プライベートファンドのマネジメント会社として、これまでも不動産開発運用事業に加えて、太陽光、風力発電事業等の資産運用受託の実績がある。2018年6月には「サステナビリティ方針」を制定、今年6月には責任投資原則(PRI)にも署名している。

https://www.r-i.co.jp/news_release_gba/2019/09/news_release_gba_20190912_jpn.pdf

https://www.tokyu-tlcm.co.jp/

http://ttsplanning.co.jp/