HOME8.温暖化・気候変動 |高島屋、「地球に優しいデパート」を目指し、「RE100」と「EV100」に同時加盟。2050年までにすべての高島屋店舗の事業電力を再エネ化、2030年までに事業用自動車を100%EV化を公約(RIEF) |

高島屋、「地球に優しいデパート」を目指し、「RE100」と「EV100」に同時加盟。2050年までにすべての高島屋店舗の事業電力を再エネ化、2030年までに事業用自動車を100%EV化を公約(RIEF)

2019-10-03 16:55:33

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 髙島屋(大阪)は、事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目指す国際的イニシアチブ「RE100」と事業活動で使用する車両を100%電気自動車化することを目指す国際的イニシアチブ「EV100」に参加した。RE100は2050年、EV100は2030年を目標年限と定めている。

 

 RE100への日本勢の参加としては22社目、小売業としては、イオン、丸井、コープサッポロに次ぐ。EV100へ参加の日本勢としては4社目。

 

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 高島屋は各百貨店の店舗ごとに省エネ効率の高いLED化等を進めており、2018年度には日本橋店、新宿店、大阪店を中心として合計約1万8000台のLED化を推進した。空調やエレベーターも省エネ型に切り替えており、同年度の省エネ機器導入による使用電力の削減量は合計で239万5000lWhに達した。

 

 トイレ等の店内設備の節水型への切り替えも進め、水使用量の削に力を入れている。また食料品売り場やレストランなどで発生する生ゴミについてはリサイクル化を推進。飼料化、肥料化での再利用やメタン発酵システムによるメタンガス発電も手掛けている。同社の食品リサイクル率は約70%で推移している。

 

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 プラスチック削減取り組みでは、レジ袋使用量削減のため「マイバッグスタンプサービス」を実施しているほか、従業員食堂では使い捨てのプラスチック製ストローを廃止した。百貨店のこれからの売り物一つであるお正月のおせち料理の重箱についても、非プラスチック素材への転換を推進している。

 

  こうした個社としての対応に加えて、脱炭素社会の実現を目指す「気候変動イニシアティブ」に2018年7月の設立時より参加しているほか、今年8月には脱炭素社会への移行をビジネス視点でとらえる「日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)」にも参加するなど、ビジネス界全体での活動にも積極的に参加している。

 

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