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テスラ、日本の家庭用蓄電設備市場に参入。FITの家庭用太陽光発電買い取り終了後の市場需要に照準。停電時も電気製品を継続使用が可能(RIEF)

2019-10-16 11:26:18

TESLA1キャプチャ

 

 テスラが日本の家庭用蓄電設備市場に参入する。日本法人テスラモーターズジャパン(東京)が15日、公表した。販売は2020年春の予定で、システム価格を100万円以下に抑える。11月から家庭用太陽光発電の固定価格買取制度(FIT)の買い取り期間が終了することから、自家消費の需要が高まるとみている。

 

 販売する家庭用蓄電設備は「Powerwall(パワーウォール)」。本体と関連機器合計のシステム価格は税別99万円。施工費用は別途必要になる。サイズは1150×755×155mm、重量は114kg。蓄電容量は4人世帯の約1日分の電力消費量に相当する13.5kWh。太陽光発電とセットにすることで、日照のいい日ならば、自家発電だけで家庭の電力需要をまかなえる。

テスラのPowewall
テスラのPowerwall

 

 外部電源が停電した際も、数分の1秒で自動的に家庭への電力供給を復旧できる。照明や電化製品も中断せずに利用できることから、停電に気付くことはないという。電力使用量の多い家庭では、Powerwallを複数台連携させて使用することも可能。

 

電力は自給自足の時代へ
電力は自給自足の時代へ

 

 販売は、テスラのウェブサイトを通じて顧客に直接売り込む方式のほか、テスラの契約施工会社等を通じても販売する。

https://www.tesla.com/jp/powerwall