HOME10.電力・エネルギー |電源開発(Jパワー)、福井県あらわ市沖で、着床式の洋上風力発電所の開発検討へ。最大35万kWの発電量見込む(RIEF) |

電源開発(Jパワー)、福井県あらわ市沖で、着床式の洋上風力発電所の開発検討へ。最大35万kWの発電量見込む(RIEF)

2019-11-26 16:14:17

Jpower2キャプチャ

 

 電源開発(Jパワー)は、福井県あわら市沖で最大出力35万kWを見込む洋上風力発電事業の開発検討を始めた。Jパワーはすでに同市において陸上の風力発電所を有しているが、海域部も風況が良好であるほか、水深も比較的浅いことから、洋上風力発電の有望拠点と位置づけている。

 

 このほど、あわら市など地元向けに、「環境影響評価における計画段階環境配慮書」の縦覧を開始した。計画では、同市沖約6kmに着床し木の風力発電設備を建設する考えだ。

 

 Jパワーは現在、国内第2位の風力発電力(約45万kW)を保有している。あわら市では2011年から「あわら北潟風力発電所」を稼動させている。また、洋上風力発電では北九州市沖洋上風力実証事業に参画するなどして、発電・運営ノウハウを蓄積している。

 

洋上風力発電事業の開発計画地
洋上風力発電事業の開発計画地

 

 洋上風力発電事業については、今年度に施行された「再エネ海域利用法」で、海域の風力発電利用を促進する政府の姿勢が明確になった。現在、政府は同法に基づく「促進区域」の指定に向けた検討を進めている。Jパワーは長崎県西海市、北海道檜山エリア沖でも洋上風力発電事業を計画中で、現在両地域でも、海底の地盤や地形を調査している。

http://www.jpower.co.jp/news_release/2019/11/news191120.html