HOME4.市場・運用 |欧州議会の環境委員会委員長、英国がEU離脱後に独自のカーボン排出権取引制度を導入する場合、「カーボン国境税」の適用に言及。「税」は日本等にも適用の可能性(RIEF) |
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 英国が31日にEUから離脱する。離脱後のEU市場と英国の政策調整の課題の一つであるカーボン排出権取引制度の扱いによっては、EUが英国に「カーボン国境税」を課す可能性が浮上してきた。英国は現在、EU排出権取引制度(EU-ETS)に参加しているが、離脱後は独自の排出権取引制度を運営する方針。両制度の同等性が確保されない場合、EUが現在、欧州グリーンディール(EGD)計画で導入を想定している国境税を英国からの輸入品等に課す可能性があるという。

 

 欧州議会の環境・公衆衛生・食料安全委員会(ENVI)の委員長であるパスカル・カンファン(Pascal Canfin)氏(フランス)が明らかにした(上記の写真)。同氏は欧州議会の第3位の勢力を持つリベラル系の「欧州刷新……

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