HOME5. 政策関連 |デンマーク、北海での石油・ガス採掘を2050年までにすべて停止。新規許可だけでなく既存許可も取り消し。北海の「石油の海」から「再エネの海」への歴史的転換を象徴(RIEF) |
Denmark002キャプチャ

 

 欧州の北海で石油・ガス生産を実施しているデンマークが、掘削の新免許付与を停止し、2050年までに化石燃料生産をすべて終了する方針を決めた。デンマークは石油の生産量では世界第41位だが、英国がEUから離脱後はEU内では最大の石油生産国となっている。環境NGO等からは、他の石油生産国、特に北海での生産国が同国に追随して「ゼロ採掘宣言」に踏み切ることを期待している。

 

 デンマークの石油・ガス生産は、デンマーク西部のユトランド半島が面する北海に広がる油田で生産されている。石油関連事業は同半島南部のエスビャウが中心都市。1972年から生産を開始。1993年以降は純輸出に転じている。現在は19の油田地帯で55以上のプラットフォームを設けて生産している。

 

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