HOME5. 政策関連 |環境省が東日本大震災の被災地の環境モニタリング調査実施へ(FGW) |

環境省が東日本大震災の被災地の環境モニタリング調査実施へ(FGW)

2011-05-03 00:47:31

環境省は、東日本大震災に伴い、被災地において環境汚染による国民の健康への悪影響や生活環境の悪化が懸念されるため、大気、公共用水域・地下水の水質、土壌、海洋環境等について国が緊急に環境モニタリング調査を実施する。


 東日本大震災に伴い、岩手、宮城、福島などの被災地では、倒壊した建築物の解体作業等によるアスベストの飛散、被災した工場等からの有害物質が大気・公共用水域・地下水・土壌に漏出しているほか、津波による廃棄物の海上流出や油汚染等が起きている。これらの環境汚染リスクにより、国民の健康への悪影響や生活環境の悪化が懸念されている。



 今回の環境省調査は、こうした懸念を予防し、国民の健康の保護及び生活環境の保全を図るために講じるもの。同省は、有害物質等による環境汚染の有無や程度等の被災地の環境に関する基礎情報を緊急かつ的確に把握する必要があるとしている。大気、公共用水域・地下水の水質、土壌、海洋環境等について同省が環境モニタリング調査を実施する。


調査の対象は、大気、公共用水域の水質、地下水質、土壌、海洋環境 等。 福島原発周辺では、放射性物質の環境影響調査も実施する。
アスベストの大気濃度調査については、既に予備調査を実施している。詳細は、環境省ホームページの「東日本大震災への対応」中にある「アスベスト対策」を参照。

添付資料