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土壌汚染の指定区域増加。2009年度土壌汚染調査で公表(環境省)

2011-03-29 19:28:33

環境省が土壌汚染対策法に基づき実施している土壌汚染調査・対策事例の2009年度版調査が公表された。それによると、法律によって汚染指定区域に指定された件数は、前年度より増えて94年となった。法施行時からの累計指定は233件で、解除地区を差し引いた現状の指定区域は202件。

同年度中に、法律だけでなく、条例や自主調査などに基づいて都道府県・政令市が調査を実施した事例は1253件で、このうちで汚染物質が指定基準や土壌環境基準に適合しないことが明らかになったケースは半数近い575件。土壌汚染対策法が成立する以前の1991年からの自主調査などを累計すると、5281件が基準超過事例となる。発見された汚染物質で最も多いのが、重金属では鉛およびその化合物、次いでヒ素及びその化合物、フッ素およびその化合物の順。揮発性有機化合物(VOC)で派、トリクロロエチレンが最も多かった。

http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=17209&hou_id=13634