HOME5. 政策関連 |2019年度の固定価格買取制度(FIT)買取価格、事業用太陽光発電は一気に4円引き下げ、1kWh当たり14円に。入札対象も500kW以上に引き下げ。経済産業省(RIEF) |

2019年度の固定価格買取制度(FIT)買取価格、事業用太陽光発電は一気に4円引き下げ、1kWh当たり14円に。入札対象も500kW以上に引き下げ。経済産業省(RIEF)

2019-03-23 13:31:00

FIT2キャプチャ

  経済産業省は22日、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)の2019年度以降の新たな価格を決めた。事業用の太陽光発電の買取価格は1kWh当たり、現行の18円から一気に4円下げて14円とする。大口の入札制の対象も現行の出力2000kW以上から500kW以上へと拡大する。一方で、風力発電や地熱発電等の価格は変更しない。

 

 19年度のFITによる電気料金への上乗せ額は、1kWh当たり2.95円とし、18年度比0.05円増やす。たとえば、一カ月で260kWhを使う標準家庭の場合、再エネ電力賦課金は、年間9204円、月間767円の負担額となる。

FIT1キャプチャ

 住宅用(10kWh未満)は、すでに19年度まで価格が決定しており、出力制御対応装置設置義務なしの場合で、26円が24円に、同義務ありの場合で、28円が26円になる。風力発電もすでに決定済みで、陸上風力の場合、20円が19円に、リプレースの場合で17円から16円に、洋上風力は着床式、浮体式とも36年で変わらない。風力についても21年度以降は入札制導入を目指している。

 

 バイオマス発電のうち、一般木材使用分(1万kW未満)の19年度価格は、18年度と同様の24円に据え置いた。その他の未利用材、メタン発酵等のバイオマス発電は据え置き。地熱発電、中小水力発電もいずれも据え置き。

https://www.meti.go.jp/press/2018/03/20190322007/20190322007.html