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神戸市、エネルギー分野での都市間協力を推進する「世界エネルギー都市間パートナーシップ(WECP)」に参加。日本の都市で初。「水素スマートシティ構想」が評価(RIEF)

2019-09-09 18:31:03

WECP1キャプチャ

 

  世界の都市間で、エネルギー分野の市間でエネルギー業界のサービスやノウハウを共有・促進する国際団体「世界エネルギー都市間パートナーシップ(WECP)」に、日本から初めて神戸市が加盟した。7日に英スコットランド北東部のアバディーン市で開かれたWECP総会で承認された。

 

 (写真は、アバディーンでの総会で加盟の署名をする久元喜造神戸市長)

 

 WECP総会には神戸市の久元喜造市長が出席、署名した。WECPは1995年の設立。事務局は石油の街、米ヒューストンに置かれている。今回の総会開催地のアバディーンも北海原油を抱える。

 

WECPの加盟都市
WECPの加盟都市

 

 神戸市は、エネルギー生産地ではないが、久元市長は「神戸市は『水素スマートシティ神戸構想』を掲げるなど、エネルギー先進都市としてトップランナーを目指している。WECPネットワークを活用し、取り組みを一層発展させたい」と抱負を語った。

 

  WECPは、エネルギー産業の交流を超えて、教育、環境技術、医療、バイオ技術、ツーリズム開発等の分野での相互協力も掲げている。今回、神戸市が加盟を認められたのも、2018年に水素燃料で電力を市街地施設に供給する世界初の実証実験に成功したことなどが評価された。また医療や教育等の分野でも戦士的な取り組みを評価された。

 

WECPの参加都市代表が勢ぞろい
WECPの参加都市代表が勢ぞろい

 

 今回の神戸市の加盟で、WECPは17カ国21都市となる。

 

https://twitter.com/LordProvostAbdn