米証券取引委員会(SEC)の投資家諮問委員会(Investor Advisory Committee : IAC)は、SECに対してESG情報開示を推進するよう提言した。市場には多数のESGデータ供給機関が乱立、投資家は相互比較が困難な状況にあることを指摘。開示ルール化の遅れは、米国企業が国際市場で資本調達するうえで大きな不利益を被ることにつながるとした。「他の地域が今後数年のうちに義務的基準を導入し、米国企業もその影響を受けることになる」と、EUなどの動きを念頭に警告を発している。
IACはドッド・フランク法911条に基づく、投資家や研究者らで構成するSECのアドバイザリー機関。現在、前カリフォルニア州教職員退職年金基金(CalSTR)のAnne Sheehan氏を議長に市場関係……
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