HOME4.市場・運用 |資金使途の過半が企業の一般資金向けの「グリーンボンド」に、SustainalyticsがGBP適合の「Pure-play」としてセカンドオピニオン付与。市場関係者に議論呼ぶ(RIEF) |
Pluigpower001キャプチャ

 

 先月(5月)に、米国の水素燃料電池システムの設計・製造業のPlug Powerが発行したグリーンボンドが、ESG関係者の間で議論になっている。ESG債市場でグローバル基準となっている国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンド原則(GBP)が定めるプロジェクトへの資金使途とは異なり、企業の一般資金に充当されるためだ。しかもボンドは転換社債。将来、出資に代わる。ESG債市場の多様化を象徴する一例だ。

 

 Plug Powerは5月18日までに、総額2億㌦のグリーンボンド(転換社債)を発行した。ボンドはクーポンレート3.75%、期間5年で、私募の形で一定の投資家が引き受けた。ボンドには発行後13日間に3000万㌦の追加購入オプション付き。2023年6月まで買い戻しはしない。転換価格は元本10……

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