HOME |スイス金融市場監督機構(FINMA)、気候リスク情報開示の義務化へ法改正も視野。UBS、クレディスイスの大手行のリスク対応を重視。TCFD提言等を踏まえた義務化へ(RIEF) |
FINMAキャプチャ

 

 スイスの金融機関監督当局である「金融市場監督機構(FINMA)」は2021年から24年までの4カ年の「戦略目標」を公表した。その中で、サステナビリティについては、特に気候リスクを金融監督として重視するとし、TCFD提言に沿う形で、金融機関に同リスクの透明性向上を求める姿勢を打ち出した。金融機関の気候リスク開示を義務化する法律改正も検討する。消費者向けにサステナビリティ関連を誇大に強調する「グリーンウォッシュ」金融商品の横行を防ぐ規制の必要性も強調している。

 

 FINMAは2004年までの「戦略目標」として10の目標を設定、そのうちサステナビリティを7つ目の目標と位置付けた。同目標では、「すべての領域でサステナビリティを追求することは、金融市場にとって主要な課題」……

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