HOME6. 外国金融機関 |英政府、年金基金が保有する投資ポートフォリオの気候リスク開示を今年から義務化へ。TCFD提言に沿うシナリオ分析の実施、全Scope3情報開示も要求。不十分な開示には罰金(RIEF) |
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 英政府は、大規模年金基金の投融資ポートフォリオに占める気候リスクをTCFD提言に沿って情報開示する規制案を公表した。開示を怠った年金、および運用責任者について、それぞれに罰金を科す規定も盛り込む。今年秋にも実施する。英国ではロンドン証券取引所のプレミアム区分の上場企業について、年初から気候情報開示の義務化を実施しているが、上場株に加えて、年金投資の開示も世界市場に先駆けて義務化する方針。

 

 年金相のガイ・オッパーマン(Guy Opperman)氏がこのほど、年金基金の投資資産に占める気候情報開示を義務化する提案のコンサルテーション開始を公表した。年金の保有資産のカーボンフットプリントとガバナンス構造、さらに気候シナリオ分析による評価の定期的な公表を求める内容だ。

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