HOME1. 銀行・証券 |エクエーター原則の第三次改定作業(Equator Ⅲ)再延期。年末成立も微妙(FGW) |

エクエーター原則の第三次改定作業(Equator Ⅲ)再延期。年末成立も微妙(FGW)

2012-06-22 18:51:42

Equatorheader
国際プロジェクトファイナンスを推進する主要金融機関で構成するThe EP Associationは、昨年から進めているエクエーター(赤道)原則の第三次改定作業が、当初予定からさらに遅れて、年末までずれ込む見通しを明らかにした。同原則には日本の3メガバンクも署名、メンバーとなっている。改定草案についてはメンバー間の調整はほとんど終わっており、7月中に国際金融機関、NGO等のステークホルダーとのコンサルテーション(最短で60日間を予定)に入る。外部との調整を経て、9月から12月末までの間に最終的な取りまとめを図る考え。ただ、場合によれば、さらに遅れて年を越す可能性もあるとしている。

調整が遅れている理由については、明らかにされていないが、ステークホルダーとのコンサルの前の段階での調整がうまくいっていないとみられる。温暖化対応など、従来の原則には十分に盛り込まれていなった新たな対応の部分などが焦点になっている可能性がある。

当初の予定では、今春には新原則のスタートを宣言する予定で、それが10月まで延期されていた。 

http://www.equator-principles.com/index.php/all-news-media/ep-association-news/281