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米ゴールドマンサックスが 日本で再生エネ事業に直接進出 3000億円投資(各紙)

2013-05-20 22:09:54

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GS-logo各紙の報道によると、米ゴールドマン・サックスは、日本国内で太陽光発電など再生可能エネルギー事業を本格的に展開する。今後5年で約3000億円を投じる方針だ。同社はすでに広島でメガソーラー向けの資金調達事業に乗り出しているが、資金面だけでなく、自ら再生可能エネ事業に乗り出す。第1弾として茨城県で大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設する。

 

 ゴールドマンが再生可能エネ事業への本格的進出を決めたのは、政府の固定価格買い取り制度(FIT)で長期にわたって売電収入が安定的に見込めると判断したためだ。同社はこれまでも米国などで、再生可能エネ事業を展開してきており、自前の風力発電ベンチャーを抱えていたこともある。こうしたこれまでに蓄積した再生可能エネ事業でのノウハウを元に、日本市場に本格進出することになった。

 

 同社は、再生可能エネルギー事業の主体となる運営会社、ジャパン・リニューアブル・エナジー(東京・港、JRE)をこのほど、全額出資で設立した。最初の投資先として計画されている茨城県水戸市でのメガソーラー事業は総事業費約130億円で、合計40メガワットの規模。発電量は一般家庭1万2千世帯分に相当する。


 2015年の稼働を目指す。発電した電力は東京電力に売電し、事業期間はおよそ20年間を見込む。JREが数十億円分を出資し、残りを新生銀行からの融資で賄う。




 今後、18年までに最大3000億円を投じ、太陽光のほか、風力発電も展開する。単独の事業運営だけでなく、他社との共同出資も想定。最終的に保有発電容量を1千メガワットに引き上げる計画だ。