一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF

日本政策投資銀行（DBJ）は、長期資金が必要になるインフラ投資を推進するため、新たに設立されたLong-term Infrastructure Investors Association（LTIIA）に創設メンバーとして加盟した。

 

LTIAは非営利団体で、インフラ投資を担う各国の公的、民間金融機関あるいは主要インフラ投資家、インフラマネジメント企業などが参加して設立された。本部はパリ。

 

途上国だけでなく先進国にとってもインフラ整備が重要な課題となっていることから、民間の長期資金をインフラ市場に誘導することを促進するほか、安定的な資金供給が可能なようにリスク調整したベンチマークの設定、環境・社会・ガバナンス(ESG）に配慮した堰に投資の促進などを優先課題として取り組んでいく。

 

政投銀以外の主な加盟機関は、Allianz Global Investors,　Caisse des Dépôts et Consignations,　European Bank for Reconstruction and Development,　Meridiam Infrastructure,　Skandia Mutual Life Insurance Companyなど。このうちインフラマネジメントビジネスのMeridiamが事務局を務める。欧州系金融機関、特にフランスの金融機関等が主導する形だ。