英国政府は2012年に設立した国営グリーンバンクであるグリーン・インベストメントバンク（GIB）の政府持ち株の一部を民間投資家に譲渡する観測が浮上している。

GIBは低炭素社会を構築するために、再生可能エネルギー事業や、オフィス・住居などの省エネ促進事業などに資金を供給することを目的に英政府が38億ポンド（約60億㌦＝約7400億円）を投じて設立された。

これまで洋上風力発電ファームや英国内全域を対象としたLED導入事業、地域発電事業など、49のグリーンインフラ事業と7つのファンドに投融資してきた。対象ファンドは英国全体で240の地域で投融資を行っている。

GIBによる直接の投融資は22億ポンドで、民間融資を含めて85億ポンドの取引規模となっている。今月25日に開かれるGIBの年次総会で担当大臣が「一部民営化」の方……

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