HOME11.CSR |米ゴールドマンサックス ニューヨーク州刑務所での青少年の再犯率低下を〝配当”とする「ソーシャルインパクトボンド」の取り組みで損失計上。ただし、多くの手応え、教訓を獲得(RIEF) |
A sign of Rikers Island, where IMF head Dominique Strauss-Kahn will be held, is pictured in Queens, New York on May 16, 2011. A New York judge denied IMF chief Dominique Strauss-Kahn bail on Monday, despite an offer from his defense team to put up $1 million in cash and surrender all his travel documents. The judge ordered the IMF chief detained, two days after he was pulled off a plane and accused of trying to rape a Manhattan hotel chambermaid. AFP PHOTO/Jewel Samad (Photo credit should read JEWEL SAMAD/AFP/Getty Images)

 米国ニューヨーク州と米銀ゴールドマンサックス(GS)が、事件を犯して刑務所に服役中の青少年の再犯率を引き下げ、自治体の財政改善を図るソーシャルインパクトボンドの取り組みを2012年から3か年計画で進めてきたが、結果的にGSは720万㌦の投資に対して、120万㌦の損失を出したことがわかった。

 

 ソーシャルインパクトボンドは元々、英国で開発された。社会の持続可能性を求める投資家向けに、自治体などへの寄付や、「良い企業」を選んで投資するSRI(社会的責任投資)など以外の新たな社会的金融商品として位置づけられている。

 

 今回のプログラムは、米ニューヨーク州最大のライカーズ島刑務所を対象に、収容中の青少年に認知行動療法(CBT)の治療を施すことで再犯率を引き下げようというもの。再犯率が下がると刑務……

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