英銀HSBCは、グリーンボンド市場の成長を後押しするため、10億㌦（約1200億円）のグリーンボンド購入目標を立てた。

　国際的金融機関がグリーンボンド市場の発展を支援するために積極的にグリーンボンドへの投資を市場に約束するケースは、直近においては、保険のチューリッヒ グループが20億㌦、英銀バークレイズが10億ポンド（約15億㌦）、ドイツ銀行が10億ユーロ（約10億6000万㌦）などを、宣言している。いずれもグリーンボンド原則（GBP）の署名金融機関である。

 

　こうした「大口買い手宣言」は、再エネ事業者や街ぐるみ省エネ化を推進する自治体などのグリーンボンド発行意欲を駆り立てる狙いがあるとみられる。HSBCもそうした発行需要を促進することを目指しているようだ。すでにHSBCはこれまで3億5000万㌦分のグリーンボンド投……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン