ロシアに建設予定の大規模ダム会社の香港市場IPO上場に反対運動(Rivers without Boundaries)
2011-03-15 22:49:59
ロシアの電力開発会社、EuroSibEnergoがシベリアでの大規模ダムや石炭火力発電所等建設の資金調達ために、香港証券市場でのIPOを計画している問題で、国際NGOの連合体「Rivers without Boundaries」は、香港証券市場と投資家向けに、同社の事業には環境リスク、社会的リスク等、多くの問題があるとの声明を公表した。
EuroSibEnergoはロシアのアルミニウム大手Basic Element (Basic)holidingの傘下の子会社で、バイカル湖の周辺等に大規模なダム建設と、石炭火力発電所等を建設する計画を進めている。開発した電力は、ロシア国内のシベリア開発に供給するほか、中国のYangtze Power社とジョイントベンチャーを設立して、中国への電力輸出も予定している。香港市場へのIPOは、その事業計画のためで、12億ドルの資金調達を目指している。
だが、ロシア等のNGOによると、EuroSibEnergoがこれまで同地域で開発したダムなどはロシアの環境法を順守しておらず、環境破壊が進行、バイカル湖の水質汚染も進んでいるという。同社への資金供給に協力する投資家は、環境リスクや社会リスクへの責任とともに、レピュテーショナルリスクも負うことになる、と警告している。EroSibEnergoは香港上場を前提にして、日本にも来日し、投資家向けの説明などを行っている。English版も参照http://financegreenwatch.org/?p=324
EuroSibEnergoはロシアのアルミニウム大手Basic Element (Basic)holidingの傘下の子会社で、バイカル湖の周辺等に大規模なダム建設と、石炭火力発電所等を建設する計画を進めている。開発した電力は、ロシア国内のシベリア開発に供給するほか、中国のYangtze Power社とジョイントベンチャーを設立して、中国への電力輸出も予定している。香港市場へのIPOは、その事業計画のためで、12億ドルの資金調達を目指している。
だが、ロシア等のNGOによると、EuroSibEnergoがこれまで同地域で開発したダムなどはロシアの環境法を順守しておらず、環境破壊が進行、バイカル湖の水質汚染も進んでいるという。同社への資金供給に協力する投資家は、環境リスクや社会リスクへの責任とともに、レピュテーショナルリスクも負うことになる、と警告している。EroSibEnergoは香港上場を前提にして、日本にも来日し、投資家向けの説明などを行っている。English版も参照http://financegreenwatch.org/?p=324