オランダのグローバル金融機関であるINGは27日、世界中の市場で、石炭開発鉱山と石炭火力発電事業への新規融資を行わず、これらの事業がビジネスの5割超を占める企業向けの新規融資も行わない、と宣言した。この「脱石炭投融資」は直ちに実行する。

 

　欧米の大手金融機関の間では、先にドイツの保険会社アリアンツが石炭関連収益が3割以上の企業向け投資を引き揚げる方針を打ち出したほか、これまでにも米銀のBank of AmericaやCiti Group 、仏Crédit Agricole などが石炭関連事業向けの投融資の縮小、停止等を打ち出している。ただ、中には石炭鉱山向けだけの停止にとどまる場合や、対象とする石炭事業比率が明確でないケースも少なくない。

 

　こうした中で、今回のINGの宣言は、石炭開発と石……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン