HOME9.中国&アジア |アジア投資銀行(AIIB) 「環境・社会フレームワーク」づくり最終段階。弱い温暖化対策、世界的な石炭火力発電抑制の流れと逆行か。(RIEF) |
AIIBキャプチャ

中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)が、温暖化対策の「カベ」に直面しているという。作成中の「環境・社会フレームワーク(ESF)」に、CO2排出量の多い石炭火力発電をどう扱うかが問われているためだ。

 

 AIIBは投資方針や第一号の投資対象を決める前に、インフラ投融資に伴う環境・社会的影響への対応策を定めるESFを理事会で承認することになっている。現在、最終ドラフトを内部で調整中という。

 

 AIIBの金立群総裁はすでに融資候補として、パキスタンでのインフラ建設への投資を名指ししたほか、11月には、インドネシアの政府高官がAIIBから今後4年間に、石炭火力発電所事業を含む事業に総額10億㌦の資金を受け入れると発言している。

 

 一方で、先日のパ……

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