HOME6. 外国金融機関 |米国のシェールガス・同油業界の2015年末の負債総額2000億㌦(約24兆円)に達する。10年で4倍増(RIEF) |
Shaleキャプチャ

   米国のシェールガス・油開発事業が抱える負債額が昨年末で2000億㌦(24兆円)に達したことがわかった。シェールガスが注目され始めた2005年には500億㌦だったのが、10年で4倍に膨らんだ。

 

  エネルギー専門情報サイトのOILPROが59の独立系シェールガス・同油の掘削・生産会社のバランスシートを分析して推計した。

 

 北米のシェールガス・同油開発の転換点は、2009年ごろとされる。それまでのガス中心の開発から軽質油開発にシフトした。ガスと違って油の場合、シェール層の流動性が悪く、水圧破砕で採掘し、岩石からの油の流路を確保する作業が必要となる。その分、ガスよりも開発コストが増加する。

 

 損益分岐点はガスの場合1バレル24~36㌦との試算が……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン