米国のシェールガス・油開発事業が抱える負債額が昨年末で2000億㌦(24兆円)に達したことがわかった。シェールガスが注目され始めた2005年には500億㌦だったのが、10年で4倍に膨らんだ。
エネルギー専門情報サイトのOILPROが59の独立系シェールガス・同油の掘削・生産会社のバランスシートを分析して推計した。
北米のシェールガス・同油開発の転換点は、2009年ごろとされる。それまでのガス中心の開発から軽質油開発にシフトした。ガスと違って油の場合、シェール層の流動性が悪く、水圧破砕で採掘し、岩石からの油の流路を確保する作業が必要となる。その分、ガスよりも開発コストが増加する。
損益分岐点はガスの場合1バレル24~36㌦との試算が……
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