株価指数等を提供するMSCI （米）は、ESG（環境・社会・ガバナンス）評価をETF（上場投信）と投資信託を含む投資ファンド全体に拡大する。ライバルのMorningstarが今月初めから、投資ファンドのサステナビリティ格付けサービスを展開したことに対する対抗策とみられる。

 

　MSCIによると、ファンドのESG評価は、同社がカバーする約2万1000の投資ファンドとETF全体に適用される。ファンドの投資ポートフォリオを構成する各企業のESG要因を総合的に分析・評価し、格付けあるいはスクリーニングを行ない、最終的にはスコアリングで評価する。

 

　評価項目は、ポートフォリオの持続可能性の影響、企業価値の調整、ESGリスク、カーボンフットプリントなど、多様な要因にわたる……

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