フランスのフランソワ・オランド大統領は、昨年12月にパリで開いたCOP21の合意を受けて、フランスでの温室効果ガス削減につながる再生可能エネルギーを、フランス全土に普及・促進するため、官民の仏金融機関に向け、グリーンボンド市場づくりを呼びかける声明を出した。

 

　オランド大統領は今週初めに、エリゼ宮殿で開いた年次環境会議の場でスピーチし、フランス預金供託公庫（Caisse des Dépôts:CDC）や開発銀行のAFD、さらに民間の銀行などを名指しして、グリーンボンドの発行を呼びかけた。

 

　大統領の発言は、パリ協定を主催した同国として、引き続き温暖化対策のリーダーとして世界を牽引していく決意を示すものと評価されている。同時に、フランスは2023年に向けてたエ……

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