HOME6. 外国金融機関 |全米の保険会社が抱える化石燃料関連の投資資産規模4590億㌦(50兆円)。投資資産の潜在的な「負債転化リスク」高まる。米NGOのCeresなど報告書で指摘。日本の保険会社はどうか?(RIEF) |
ceresキャプチャ

 

  米国の主要保険会社40社が保有する石油、石炭や火力発電事業者等の化石燃料企業への投資資産が4590億㌦(50兆円)に達することがわかった。日本の保険会社はどうか?

 調査は米環境NGOのCeresとコンサルティング会社のMercerが共同で実施した。生命保険を扱う保険会社は、長期の保険債務を抱えることから、資産サイドも長期投資を中心に展開する。このため、これまで石油・ガスや他の化石燃料産業のほか、電力等への長期投資を中心的に行なってきた。

 

  しかし、地球温暖化抑制のため、世界の気温上昇を産業革命前から2℃以内に収めるというパリ協定を実行するためには、化石燃料の使用を大幅に縮小することが求められる。このことはエネルギー開発・鉱業等の産業が抱える化石燃料資産の価値の見直……

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