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KKR系の太陽光発電会社エクセリオ、日本で農地でのソーラーシェアリング発電に参入 16年度中に5カ所開発へ(各紙)

2016-08-14 12:30:51

 

  各紙の報道によると、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)傘下で、太陽光発電大手のエクセリオ(スペイン)は、わが国市場で発電と農業を両立する営農発電(ソーラーシェアリング)事業に参入する。2016年度中に5か所で開発を実施するという。

 

 日本経済新聞が報道した。固定価格買い取り制度(FIT)の導入で急拡大した日本の太陽光発電市場だが、開発適地が少なくなるほか、毎年のように買い取り価格の引き下げが続き、発電だけでは妙味が薄れてきた。そこでエクセリオは、半導体商社の丸文などと連携し、営農発電市場での展開を目指す。

 

 営農発電では、野菜などを作っている農地の上部に太陽光パネルを設置し、発電をしながら同時に日射を確保して農作物を育てる。売電収入に加えて農作物収入を得ることができる。

 

 提携する丸文が、事業に必要な農地の一時転用申請などの手続きを担当する。またユーイ自然電力が施工を担当する。候補地は東北から北関東一帯としている。

 

 エクセリオは今年2月に米投資会社のコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が株式の80%を取得し、傘下に入った。元々、欧州を中心に世界9カ国で12ヶ所のメガソーラーを開発運営する実績がある。日本では鹿児島などで開発を実施している。http://rief-jp.org/ct6/62450