HOME |欧州議会 改正年金指令(IORPⅡ)を賛成多数で可決。年明け早々にも閣僚理事会が決定、発効へ。年金運用にESG評価を明記。EU各国の法規制を促す(RIEF) |
EUキャプチャ

 

 欧州議会は24日、改正EU年金指令(IORPⅡ)を賛成多数で可決した。議会の決定を受けて欧州閣僚理事会が年明け早々にも承認、成立する見通し。IORPⅡは、年金の資金運用においてESG評価を加えることを求めており、国連責任投資原則(PRI)などは「画期的なEU法の成立だ」と歓迎している。

 

 IORPⅡは、年金運用情報を年金加入者に対してより透明性を高めて開示することや、加入者や受給者の域内移動に適したポータビリティを確保することなどを盛り込んだ。欧州委員会が主導する「資本市場同盟イニシアティブ」によって長期投資家としての年金の役割が期待されている。

 

 IORPⅡに対する欧州議会の採決は、賛成512、反対77、棄権40で、圧倒的な支持を得た。これにより、EU域内……

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