HOME6. 外国金融機関 |国際金融公社(IFC)が国連のPRIに署名(responsible-investor.com) |

国際金融公社(IFC)が国連のPRIに署名(responsible-investor.com)

2011-03-23 23:22:57

responsible-investor.com によると、世界銀行グループの国際金融公社(IFC)は国連の責任投資原則(PRI)に、多国籍国際開発銀行として初めて署名する。IFCのPRI機関化は、世界銀行をはじめ、アジア開発銀行、アフリカ開発銀行、欧州復興開発銀行などの行動にも影響を及ぼしそうだ。

 IFCは主に途上国市場を中心として民間ベース(投融資)の資金提供を続けている。その資産規模は500億㌦を上回る。PRI署名機関は官民の年金機関などでの構成されており、署名機関数はこれまで870を超し、運用資産額は25兆ドルを超えている。IFCの参加でPRI機関の運用資産規模は500億㌦加算されることになる。

IFCはPRI署名に伴う自らの優先事項として、3分野をあげている。一つは途上国市場において責任投資への理解を高める活動、二つ目はPRIによるプライベート・エクイティ業務を他の署名金融機関と共に支援すること、3つ目は2015年を目指している国連の「ミレニアム開発目標(MDGs)」の達成に向けて、途上国市場への投資活動をPRIとともに推進していくこと、という。